鰍工房 手作り小品工芸 工作日記

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zoom RSS またまた、古い和竿を沢山貰いました

<<   作成日時 : 2019/01/20 23:18   >>

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先日一緒にイシモチ釣りに行ったS君から、竹製の古い和竿を8本ほど貰いました。
彼が買ったものではなく、貰い物を回してくれたとの由。
画像

彼も、貰ってから仕舞いっぱなしで、継いでみたこともないという。
彼から貰った状態では、かなりバラバラになっていて、正しく一本ずつの竿に揃えるのが大変でした。

写真、左から、
1.鮎の友竿  無銘
2.ハヤ・ヤマベ竿 ( 全長 4.5m 10本継ぎ 3本仕舞い ) 無銘
3.イワナ竿 ( 全長 3.8m 10本継ぎ 2本仕舞い ) 無銘
4.ハヤ・ヤマベ竿 ( 全長 3.9m 8本継ぎ 2本仕舞い ) 無銘
5.真鮒竿 ( 全長 3.7m  7本継ぎ 3本仕舞い ) 無銘
6.真鮒竿 ( 全長 2.7m  5本継ぎ 3本仕舞い ) 無銘
7.ハヤ竿 ( 全長 5.4m 10本継ぎ 2本仕舞い ) 『寿竹』の竿銘焼印あり
8.ハヤ竿 ( 全長 4.5m  6本継ぎ 2本仕舞い ) 無銘

いずれも、昭和30年代〜40年代に懸けて作られた竿と見受けられました。
7.のハヤ竿以外は、無銘の竿ばかりですが、継ぎが細かく良く作られています。
グラスファイバーやカーボン製の竿が無かった当時には、無名でも多くの腕の良い竿師がいたようです。
7.のハヤ竿などは、10本の2本仕舞いですから、それぞれ5本が入れ子に仕舞われている。
こんな作りの竿を現代に作らせたら、とんでもない値段になるでしょう。

5,6.の真鮒竿は仕舞い寸法が二尺同寸の揃い竿ですが、惜しいことに、どちらの竿も穂先が紛失していました。
真鮒竿は、真竹の削り穂が定法なので、モノが無くても判ります。
それに、削り穂なので、同径の布袋竹を探す必要もなく、これは、私なら問題なく手作り出来ますので、そのうちに折をみて作ってみることにします。

ハヤ・ヤマベ用の清流竿と真鮒竿は、並べて見ただけでは酷似していて見分けがつきにくいものですが、竿組みの定法として、清流竿は2本仕舞い、真鮒竿は3本仕舞いなので、ここで簡単に見分けられます。

鮎の竹竿は、もう前世紀の遺物であって、こんな重いものを振る釣り師は居ません。
竹筒の素材として活用し、タナゴ竿などの竿筒に作り変えます。

3.のイワナ竿は、どうも素人臭い作りで挿げ込みが下手クソすぎます。
穂先がゴッツイ布袋竹であることから、イワナ竿以外に考えられないという程度のもの。
穂持ちから下の竹材も矢竹ではなく丸節竹っぽい。 従って活用のしようがありません。
しかし、こんな節高の性悪な素材竹で、よくもまぁ、8本継ぎ2本仕舞いの竿を作れたものと感心します。
但し、入れ子の竿の出し入れはギシギシで、力まかせに押したり引いたりしないと竿が出てきません。

残りの竿は、古びてはいますが傷みも少なく、継ぎ口の擦り合わせを調整し、拭き漆をしてやれば綺麗に再生できそうです。
良い暇潰しの材料が手に入りました。
と言っても、直しても実際に使うあてはありませんが・・・。
何とか、直して使ってみる気持ちになれそうなのは、5,6.の2本セットの真鮒竿と、4.の3.9mハヤ・ヤマベ竿くらいでしょうか。 それ以外は、重そうで使う気は起こりません。 
他は、竿の歴史的な資料として保管するのみです。

このように、私の処には、古い和竿がたくさん集まってきます。
釣り好きだった親父さまが亡くなったが、釣りをする息子もおらず、売っても二束三文、しかし捨てるには故人に申し訳なく忍び難い。 
そんな和竿が、無縁墓地のように、私の処に集まってくるのですな〜。

自分で買った和竿を含めると、両開きの洋服箪笥1本にぎっしりと詰まっています。
私がポックリ逝ったら、汚らしいゴミとして処分される運命なのでしょうなぁ。

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