G.サカイのミニ・ナイフ( SHIMMER )に、鹿角材でハンドルをカスタマイズする

カスタマイズの6作目は、ハンドル材の定番、鹿角を使ってみました。
6作を並べると、かなりコレクション感が出てみました。
チタン・フレームのものは、カスタマイズ前のオリジナルです。
P8206380.JPG
まず、素材を選定し、平面が得られる部分を探します。
小さなナイフですので、鹿角模様が細かい部分を選びます。
P8186283.JPG
選んだ部分を、鉄切りノコギリで切断。
P8186284.JPG
木の枝のように、切り落としました。
P8186287.JPG
次に、これを卓上バイスに挟んで、縦に半割りにカットします。
P8186292.JPG
最後は、ハンドバイスに持ち替えて、切り落とします。
P8186294.JPG
電動ドリルに取り付けた切削ビットで、鹿角の中心部(鬆になっている)などの不用部分を削り落とし、ザックリの概形を削り出します。
P8186299.JPG
ガラス厚板の上に敷いたサンドペーパーで擦って、平面を出します。
P8186301.JPG
こういう下仕事が大変なのです。
東急ハンズや銀座あたりの刃物ショップを探せば、板状に下加工された鹿角を買い求めることは出来ます。
しかし、こんなミニ・ナイフ用にカットされたものは売られておりません。
そして、木工芸でも、DIYショップで木材を買ったりせずに、庭や山で伐ってきた樹皮付きの丸木を何年も乾燥させてから素材用にカットしていくのが楽しいのと同様に、鹿角でも丸ごとのラウンド物から、切り出す部分を選び出し、どのようにカットしていくのか考えながら、作業を進めるのが楽しい訳です。

青紙2号などの硬質の鋼で作られた、良く切れる刳り小刀で、外形の凹部を削ります。
P8196303.JPG
卓上ボール盤で、慎重にボルト穴を開け、チタン・フレームにファスニング・ボルトで仮留めし、
P8206313.JPG
フレームからはみ出した部分をを削り落とします。
P8206320.JPG
綺麗に出来ましたら、組み立てれば完成です。
P8206326.JPG
P8206353.JPG
P8206335.JPG
オリジナル+カスタマイズ6本を並べてみました。
P8206378.JPG
P8206363.JPG
横に並べてみます。
左端がオリジナルのままの、チタン・ハンドルで毛鉤のエッチングのものです。
オリジナルは、以下の4パターンがあり、私は毛鉤のデザインが好きです。
・エッチングなし ・トラウトのエッチング ・毛鉤のエッチング ・猫のエッチング
カスタマイズのハンドル材は、左2番目から
・白蝶貝 ・鹿角 ・シャムガキ ・象牙 ・ブライヤー(花梨杢?) ・牛骨(ジグド・ボーン) 
P8206375.JPG
P8206371.JPG
次作は、素材から一定面積の平面を上手く切り出せる自信はありませんが、メキシカン・アバロンに挑戦してみたいと思っています。


G.サカイのミニ・ナイフ( SHIMMER )に、ブライヤー材でハンドルをカスタマイズする

P8156247.JPG
パイプを作るので有名なブライヤー材も、使ってみたかった素材のひとつです。
材料のSHIMMERとブライヤー材です。
P8146201.JPG
ネジ止めのファスニング・ボルトを外して分解したSHIMMER
P8146212.JPG
ハンドル・フレームに合わせて、削り出したブライヤー材です。
このところ扱ってきた、牛骨・白蝶貝・象牙、のような硬い素材と較べ、ブライヤーの木材は軟らかく、拍子抜けするほど簡単に加工することが出来ました。
P8146216.JPG
ファスニング・ボルトの頭を埋め込む、穴縁の溝も掘り込みました。
P8146220.JPG
拭き漆を数回おこない
P8146223.JPG
完全に乾いてから磨けば、ハンドル材の出来上がりです。
いかにもブライヤーらしい杢が、良く出ています。
P8156226.JPG
これを組み立てればカスタム・ミニナイフの完成です。
P8156229.JPG
シックで大人っぽい雰囲気があり、なかなか良い感じですね。
P8156233.JPG
これで、ハンドルのカスタマイズは、5作品になりました。
P8156244.JPG
P8156241.JPG
次は、海外生活が長かった妹がドイツで買って送ってくれた、ラピスラズリの原石があるので、これで作ってみたいのですが、以前にいろいろ加工した時の大変な苦労が思い出されて躊躇してます。
どこかに、これを1.5ミリ厚の薄板にカットしてくれる業者さんは居ませんかね?
P8156248.JPG
メキシカン・アバロンも持っているのですが、天然状態の丸ごとの貝なので、うまく平面が切り出せるかと、これも悩んで躊躇しています。
P8156265.JPG
ラピスよりは、まだ、メキシカン・アバロンの方が楽に加工できそうですね。

これは、水産会社に勤務していた頃に入手したアフリカ産のアバロンで、昔に娘に作ってやったペンダントです。
P8156266.JPG
ちっとも使ってくれないので、これを潰してしまいましょうかね。
P8156268.JPG
これも、昔に私が作ったものですが、こういった螺鈿細工のハンドルなら作業は楽ですが、ちょっと趣味と違うかな。
P8156250.JPG
他には、沖縄の親類から送ってもらった夜光貝もあるのですが、これから切り出すのも大変そうです。
しかも、非常にムダが出てしまいそうで勿体無いです。
P7315910.JPG
木材系は、4種類の用意が出来ています。
P8156271.JPG
しかし、ブロック状で薄板に加工はしていないものの、他に手持ち材がある、パープル・ハートやスネーク・ウッド、そして紅木も使ってみたいです。

竹材では、やはり煤竹でしょうね。 かなりシブくはなりますが・・・。
P8156272.JPG
鹿角の加工ならお手の物だし、ナイフのハンドル材の定番なので、これは使ってみたいです。
P8156274.JPG
こんなことを、いろいろと考えて材料を選定し、また、その加工方法を考えるのも楽しみの中です。

G.サカイのミニ・ナイフ( SHIMMER )に、象牙でハンドルをカスタマイズする

P8136181.JPG
第四作目は、象牙材でハンドルを作ってみました。

素材となる象牙材です。
P8116128.JPG
象牙の加工品を展示したり販売したりする場合には、この登録証を掲示することが義務付けられています。
P8116145.JPG
いろいろ考えた末、この部材を使うことにしました。
P8116134.JPG
7mmの厚みがある材なので、縦に切ってハンドル材2枚が得られるようにしました。
バイスに挟んで、鉄工用ノコギリで縦に切断して二つ割りにします。
P8116140.JPG
簡単なようですが、慣れないと真っすぐには切れないものですよ。
ナイフ本体よりも、ずっと高価な素材ですから、切断の失敗は許されません。
P8116141.JPG
これで、左右2面のハンドル用材が得られました。
P8116147.JPG
ガラス板に中荒目のペーパーを敷いて、素材の傾きが無くなるまで象牙素材を研磨します。
P8116153.JPG
カットする線を引いて、鉄ノコで不用部分を切り落としておきます。
P8116156.JPG
これを、約2mm厚になるまで、#120の荒砥で研いで薄くします。
P8126157.JPG
外形に1~2mmの余裕を持った状態で、
P8126163.JPG
ボール盤で正確に3ヶ所のボルト穴を穿ってから、ハンドルフレームにファスニング・ボルトで仮固定します。
P8126167.JPG
はみ出ている部分を、鉄工用ヤスリで削り落とします。
P8126171.JPG
一旦、ハンドルフレームから取り外し、全体に丸みを付けて研磨します。
これを再度、組み上げれば完成です。
P8136194.JPG
P8136186.JPG
ハンドルをカスタマイズした4作品です。
P8136187.JPG
P8136193.JPG
目標の10作品までは、まだ遠いですが、少しコレクション風になってきました。

G.サカイのSHIMMERに、白蝶貝でハンドルをカスタマイズする

今回は、これを作ってみました。
P8106119TRI.JPG
素材の白蝶貝材に、極細の油性ペンでハンドルの外形をトレースします。
P8086066.JPG
はみ出している凸部は、
P8086070.JPG
鉄工用ノコギリで切断します。
P8086073.JPG
ノコギリで切ることが出来ない凹部は、ルーターで削ります。
P8086075.JPG
概ねの外形が切り出せました。
P8096079.JPG
P8096082.JPG
貝素材への、ファスニング・ボルトを通す穴開けは、割れたり欠けたりし易いので難しい。
ダイヤモンド粉粒を貼り付けた、特殊なドリル・ビットを用いました。
P8106120.JPG
穴を開けたハンドル材の白蝶貝にチタン・フレームを沿えて、ファスニング・ボルトで固定します。
P8096091.JPG
ブレード(刃)や、板バネは、外した状態にしておきます。
P8096090.JPG
これを、チタン・フレームの枠組みに沿って、はみ出ている部分をルーターで削り落とします。
P8096092.JPG
こうやって、精密な外形取りが完了したら、分解して白蝶貝を外し、ノギスで厚みを測りながら、荒砥で研いで薄くします。
当初の厚みは、2.8mmあったのですが、ほぼ半分の厚みの1.5mmになるまで研ぎ減らしました。
P8096089.JPG
この作業を2枚の白蝶貝ハンドル材に対して行いましたが、1時間半ほど掛かりました。

7日に大腿部の動脈閉塞症のカテーテル手術を行ない、一昨日に退院したばかりの身としては、この立ち仕事はキツかったですよ。 手術は3時間半も掛かりましたが、結果は大成功で足先の痺れも消えましたね。
猛暑が過ぎたら、このカスタムハンドルのSIMMERを持って、バンバン山女魚釣りに行けそうですね。

薄く研いだ白蝶貝で、分解してあったSIMMERを組み立てます。
仮組みした状態で、ファスニング・ボルトをヤスリで削って長さを調整します。
P8106095.JPG
ボルトの長さがジャスト・フィットしたら、ボルトを固定して完成です。
P8106108.JPG
P8106106.JPG
これで、ハンドルをカスタマイズしたSHIMMERは、3作品となりました。
P8106112.JPG
P8106119.JPG
まだまだ、ハンドル材として使ってみたい素材は沢山あります。
次は、象牙を考えています。

そんなに、SHIMMERを持っているのかって?
大丈夫です。 
本日、G.SAKAIの通販サイトに注文しておいたSHIMMERが6本届きました。
P8106100.JPG
送料や代引き手数料などを合わせると、1本あたり 2,500円ほどになります。
6本買っても、1万5千円です。 普通のナイフの1本分の値段ですね。
でも、このSHIMMERは、”山椒は小粒でも、ピリリと辛い”。
高品質の鋼が使われているので、良く研げばカミソリのように切れます。
もちろん、ナタや大型ナイフのような使い方は出来ませんが、釣った魚の腹を割いてクリーニングするには、ピッタリです。
ハンドル素材を変えて、10個ほども作ったら、釣りに行くときには、『きょうは、どの子を連れていこうかな』なんて考えたりして、楽しそうですよ。




夏が来て、今年の我が家の茗荷と蝉が初見参

長かった梅雨の冷夏が過ぎてみると、いきなり連日の猛暑です。
年寄りでなくとも、これは堪えますよね。
で、いきなり我が家の庭も真夏の様相。

梅雨の間は水遣りの必要も無かったのですが、僅か数日、目を離したら鉢物は枯れ枯れです。
猛暑とヤブ蚊の猛攻に耐えながら、ホースで水遣りしていますと、水に驚いて木の根元から何匹も蝉が飛び立っていきます。
そればかりか、羽化間際の蝉の幼虫が歩き出てきました。
部屋の中で、脱皮と羽化を観察しようと捕まえてみますと、成虫の数倍もありそうな重さの、中身の詰まったズッシリ感が掌に伝わってきます。
部屋の中で、あちこちと居心地のよさそうな場所に、止まらせてみました。
P8046059.JPG
P8046062.JPG
結局、あまり高い場所はお好みではなく、低い場所に落ち着きました。
明日の朝には脱皮して、成虫になっているでしょう。

昔、小学校低学年だった頃、大量に親セミやら脱皮直前のセミの幼虫を捕まえてきて、虫かご代わりに蚊帳の中に入れておいたら、なぜか夜中に一斉にミンミン、ジージーと大合唱が始まり、両親から叱られたことが思い出されました。
60数年前の子供の頃に住んでいた、今の武蔵野市境南町では、自宅の庭に、クワガタ、カブトムシ、タマムシ、カミキリムシなどの甲虫類、蝶類では、ゴマダラチョウやら稀にはオオムラサキまでが飛来しました。
夜ともなれば、玄関灯には、スズメガとかオオミズアオなどの巨大な蛾が、たくさん集まって来ました。
庭にヘビも出ましたし、隣接する農家から鶏が迷い込んで、我が家の庭で卵を産んだりといった自然環境でしたね。

練馬区内にある現在の我が家の庭では、本日は、ブラック・ベリーと茗荷が収穫できました。
P8046052.JPG
ブラック・ベリーは、明朝、ヨーグルトに混ぜて食べるとしましょう。
茗荷は、夕食の菜に精進揚げとなりました。
P8046065.JPG
花ごと揚げると、風流でオツなものですよ。

G.サカイのSHIMMERに、ジグド・ボーンでハンドルをカスタマイズ

P8016031.JPG
3日間ほど掛けて、ポチポチと楽しみながら作業し、ジグド・ボーンのハンドル材でSHIMMERのハンドルをカスタマイズしました。

素材のジグド・ボーンです。
P7295872.JPG
ジグド・ボーンとは、暗赤色に染色した牛骨に窪みを彫ってデザインしたものです。
染色と言っても表面だけのものではなく、木材の樹脂加工(レジン・フィリング)のように樹脂系の染料を素材の奥まで加圧浸透させ、染色すると同時に、素材繊維の隙間を充填しているものです。
ですから、ミクロな空間が充填されているので、牛骨素材を削っても白くならず、磨けば輝いてきます。
鹿角や象牙よりも、もっと硬い素材ですので、彫刻刀や小刀では刃が立ちません。
鉄鋼用のヤスリや、ルーター・ビットでなければ切削加工が出来ません。

分解したチタン・ハンドルを素材に置いて、外形を鉛筆でトレースします。
P7295875.JPG
これを、鉄鋼用の鋸でカットし
P7305892.JPG
バイスに挟んで、ヤスリで1ミリほど余裕を持って外形を削り出します。
P7305895.JPG
卓上ボール盤で、3ヶ所あるファスニング・ボルトの穴のうち、中央部に穴を開けます。
これをベースとなるチタン製ハンドル板にボルトで固定。
P7315981.JPG
残り2ヶ所の穴は、チタン製ハンドル板の穴位置にピタリと合わせて開けます。
この作業の際、水平ではない素材を水平に保つために、カマボコ板を利用して、素材の安定板を用意します。
P7315978.JPG
3個の穴位置に寸分の狂いなく、かつ3本の穴が完全にパラレルになっていないと、組み立て時にファスニング・ボルトを貫通させることが出来ません。 このカスタマイズ作業の最大の難所です。
手持ちの電動ドリルでは無理な作業で、ボール盤を使わないと出来ません。 

この穴開けには、φ2.4mmのドリル・ビットが必要です。
φ2.3mmでは緩くてガタつき、φ2.5mmでは、太くてチタン製ハンドル板の穴に通りません。
まさに、コンマ1ミリの精度が求められる作業です。
P7315957.JPG
チタン製のハンドル板に、ハンドル素材を3ヶ所ボルトで仮止めし、
P7315976.JPG
ハンド・バイスで掴んで、ハンドル板からはみ出た部分をヤスリで削り落とし、外形を完成させます。
P7315965.JPG
次に、この牛骨材の厚さは、片側だけで3.5mmもあるので、これを1.6mmまで薄く削りました。
哀しいことに、この作業によってジグド・ボーンの表面の凹凸彫刻が擦り潰れてしまいました。
P8016008.JPG
これに自分で、ルーターで削って凹凸彫刻を彫り直し、それもナイフのサイズにマッチしたオリジナルより細かなタッチで行い、表面染色もやり直そうかとも思ったのですが、それは後日でも出来ることなので、取り敢えずはこれで組み立てることにしました。

この組み立て作業は、想像したより遥かに難しい作業でした。
それは、作ったハンドル材の厚みが一様ではないので、長さ6.0mmのファスニング・ボルトが長すぎる部分が出て来ました。
仕方ないので、ヤスリでボルトの長さを削って調整。 すると短くなったボルトに対し、ビスが長くなってしまい、ビスまで削って長さを調整しなければなりませんでした。
ピンセットで摘まむのでさえ大変な小さなボルトとビスに、この作業を行うのは気が狂いそうに面倒な作業でした。

そして、組み立てて最後にビス止めするのも、ゴミみたいに小さなビスをボルトに嵌め込むのに、何回も何回も失敗して取り落としてしまいます。
その度に、床を這いずりまわってルーペで探しました。
途中からは賢くなって、タオルを敷いて、その上で作業しました。
タオルの上だと、ビスを取り落としても跳ねないので、床まで飛んで行きません。 
うまくビスが嵌まって、#0番の精密ドライバーで締め付け完了した時は、ぐったりです。
なかなか老眼で出来る作業ではありませんね。

さて、完成した姿です。
P8016033.JPG
P8016041.JPG
P8016046.JPG
オリジナルと先に作った、シャムガキのハンドルと並べて比較してみました。
P8026051.JPG
上から見て、厚さも比較してみます。
P8026048.JPG
厚さは、オリジナルが2.7mmで、これは如何にも薄っぺらいです。
シャムガキが、部分的に4.7mm~5.2mmで、この位のバランスが美しいですね。
今回の牛骨は、6.2mmで、オリジナルの2倍以上の厚みとなり、ややボッタリ感があります。

こうやって、試行錯誤しながら、10個以上はオリジナルSHIMMERを作ってみたいと思います。
これから試してみたいハンドル素材は、何種類もあります。


G.サカイのミニ・ナイフ( SHIMMER )をカスタマイズする

既に、一件のハンドルをカスタマイズした事例を以下のURLでブログに掲載しています。
https://kazika-koubou.at.webry.info/upload/detail/009/165/60/N000/000/000/156369197052883624940-thumbnail2.jpg.html
世間には、ガンプラという言葉があって、それは、ガンダムのプラモデルを様々にカスタマイズして、オンリー・ワンのモデルを作ることを言うそうです。

それと同様に、このミニ・ナイフ( G.サカイ社は、キーフォルダーにぶら提げるキー・ナイフと位置づけています )は、ファスニング・ボルトがカシめられておらず、ネジ止めされているだけなので容易に分解でき、ハンドル材を自分の好みにカスタマイズすることが可能な、非常に稀なモデルになっています。
P7315934.JPG
P7315920.JPG
小さくて可愛いナイフですが、優良な鋼材を使った本格的なナイフです。
P8016017.JPG
ただ、ここに記載されている刃渡り46mmは分解したときのブレード材全体の長さで、実際に刃が付けられて表に出ている部分の長さは、37mmに過ぎないのですが、こういう計り方をするものなのか疑問です。

更に、いろいろなバージョンを作ろうと思って、G.サカイの通販サイトでSHIMMERを注文した際に、ハンドルのカスタマイズが目的云々とコメントを書いておきましたら、社長さんが私のブログをご覧になり、ハンドル素材やらファスニング・ボルトをプレゼントして下さいました。
このプレゼントが注文品に同梱されて届いたのは、奇しくも、私の誕生日の朝でした。
G.サカイ社の創業は1947年ですが、私が生まれたのは1948年、ほぼ同い年なのも奇縁ですね。

プレゼントして頂いたものは、
白蝶貝、ジグド・ボーン(染色牛骨に窪みを彫ったもの)、ブライヤーや黒檀などの木材片、などです。
P7295860.JPG
( このうち、真竹、花梨、紅梅の材は、以前から私が持っていたものです。)

また、2種類のファスニング・ボルトを頂きました。
白蝶貝などの素材は買うことが出来ますが、これは特殊なものなので入手困難、とても嬉しかったです。
P8016043.JPG
いずれも φ=2.4mm で、ビスは共用可能です。
このうち、L=2.5mm が、オリジナルのボルトです。
頂いたのは、L=4.0mm と L=6.0mm の2種類で、様々な素材をハンドルに貼り付けることで、ハンドルの厚みが増すことを見越して、送って下さいました。 
何と気が利くことでしょう! さすが、プロですね。

使ってみたいハンドル用の素材は、頂いたものの他、私の手持ちの素材では以下の素材が有ります。
アワビ(国産、および、メキシカン・アバロン)、夜光貝、ウチムラサキ貝、竹材、花梨材、紅木、パープル・ハート材、鹿角、象牙、などなど。

SHIMMERのハンドルに用いるには、多少の余裕を持たせても、52mm × 14mm のサイズがあれば充分。
厚みも、1.0~1.5mm あれば充分で、これ以上だと厚過ぎます。
何せ、オリジナルのチタン・ハンドルは、厚さ2.7mmしかありません。
これに、片側だけで厚み1.5mmのハンドル材を貼り付けたら、厚さが3mm増えて、オリジナルの倍以上の5.7mmとなります。 
全体のバランスを損なわずにカスタマイズするのは、ハンドル材の厚みは1.5mmが上限です。   

ですから、何でもチョッとした端材があれば使えます。
例えば、これは中国で買った土産物の菊花木の茶托ですが、こんなモノでも薄く切って使えます。
面白いでしょう?
P7315963.JPG 

現在までに、カスタマイズ2作品を作ってみました。
左から、オリジナル、シャムガキのハンドル、紅染め牛骨のハンドルです。
P8026051.JPG
ハンドルの厚みは、左端のオリジナルが2.7mm、中央のシャムガキが4.7~5.2mm、右端の牛骨が6.1mmです。
P8026048.JPG

次作は、象牙か白蝶貝でトライしたいと思います。

G.SAKAI製ミニナイフの柄を改良する

この小さなナイフは、20年ほど前に千葉市内にある、古川商店という刃物専門店で見つけたものです。
P7205754TRI.JPG
GERBER & SAKAI製のSHIMMERというモデルのミニナイフで、バックロック機構は付いておりません。
メーカーは、釣り用キーナイフという位置付けにしている製品なので、キーフォルダーや釣具に付けるアクセサリーの色合いを持たせた製品なのでしょうね。
しかし、VG10ステンレス鋼という高級な鋼材を用いた本格的な刃物で、切れ味も素晴らしいものがあります。
グリップは、軽量化のためにチタンの薄板で作られていますが、それが少々見た目に貧弱です。

釣りに持って行こうと思って購入したのですが、あまりに薄っぺらな作りで直ぐに紛失してしまいそうなことから、仕舞ったきりになっていました。

昨日にふと思い出し、木製グリップを貼り付けてみようと思い立ちました。
柄の素材をいろいろ選んだ結果、5mm厚のシャムガキ材の杢目が気に入ったので、使ってみることにしました。
P7215783.JPG
柄の幅にカットした、5mm厚の材を、薄刃の鋸で縦の半切りにし、それをさらに薄く削って1.5mm厚のグリップ材にしています。
エポキシ系の強力接着剤で圧着すること一晩。
サンドペーパーで磨きを掛けており、暫定的な当座の出来上がりです。

・折り畳まれた状態
P7215778.JPG
・半開の姿
P7215774.JPG
・全開の状態
P7215773.JPG

そして、耐水性を持たせるために、拭き漆を数回行なって仕上げました。
チャラく、玩具っぽい印象の蛍光玉のストラップは捨てて、普通の地味な金属ビーズのストラップに交換しました。
これで、完成です。

・折り畳んだ状態の姿
  シャムガキ材が持つ杢の模様を、狙ったとおりに浮き出させることが出来ました。
P7225815.JPG
・刃を出した状態の姿
P7225826.JPG
・上から見た姿
P7215781.JPG

このミニナイフのサイズは、以下のとおり。
 ・柄を含めた全長が9cm
 ・刃長3.5cm
 ・折り畳んだ仕舞い寸法が5.5cm

他のナイフと大きさを比較してみます。
中段のユーティリティー・ナイフは、同じくGERBER & SAKAI製のSILVER-NIGHTという大ヒットモデルで、40年ほど前に誕生日プレゼントとして母が買ってくれたものです。
因みに、ストラップを付けている穴は、本来は無くて自分でドリルで開けたもので、それは、このナイフを腰に着けた蓋付きのシースに収納した場合、ストラップが無いと手掛かりがなくて非常に取り出しに難儀するからです。
P7225799.JPG

ハンドル材を改造したミニナイフは、これらと比較しても小さな本格派といった感じで、ひけをとらない存在感が出てきました。
これならば釣り場に持って行っても、イワナやヤマメの腹を割くくらいは全く問題ないし、小さく軽く、ポケットの隅に入れておいても100円ライターほども嵩張らないでしょうし、見た目もオヤジが持つにも恥ずかしくありませんね。

そこで、白蝶貝など、もっと様々なハンドル材でグリップの改良をしてみたくなりました。
しかし、20年も昔に購入したモデルなので、まだ販売されているのでしょうか?
試みに、G.SAKAIオンライン・ショップで探してみたら、ありましたね!
https://www.gsakai.co.jp/jpnshop/html/products/list.php?transactionid=63061c0536b6596a8562ce297e3dc29ae102db27&mode=&category_id=50&maker_id=0&name=&orderby=&disp_number=15&pageno=2&rnd=cau
この写真の3種のデザインのものから、トラウトと毛鉤のオリジナル・デザインの2本を注文。
新作という猫のデザインは、女の子向けですね。 
本当は、どうせハンドル材を替えるのだから、無地が欲しかったな。
G.SAKAI HP掲載画像.jpg
代金は、以下の合計5,976円でした。
  商品代 @2,376円×2本=4,752円
               送料  900円
             代引手数料 324円
折角、エッチングされている鱒や毛鉤のデザインを潰してしまうのは気の毒ですが、メキシコ・アバロン、白蝶貝、象牙、牛骨など、いろいろなハンドル材でグリップを自作して、コレクションしたくなるような可愛いヤツですよ。

梅雨空にヤマメ釣り

17日は、大変お世話になった元会社の上司で、かつ渓流釣り仲間であった方の新盆のお参りで、当時の会社仲間と共に飯能郊外にある能仁寺という古刹にある墓所を訪れました。
夕方に帰宅してから、Yahoo!のピンポイント天気予報をチェックしたら、山梨県上野原、東京都下の桧原村、ともに18日、19日は風弱く終日曇りとなっていました。

ということで、梅雨の合間のヤマメ釣りをM名人に打診したら、二つ返事で翌日に行くことに決定。
18日の当日は、朝5時に出発しましたが、急に決まった釣りなのでエサの準備が出来ていなかったから、先ずは新座の黒目川に寄って小一時間ほど黒川虫を採取。
それでも、目的地の山梨県上野原の鶴川には8時半過ぎには到着出来る筈でした。

ところが、青梅街道から国道16号に入ると大渋滞でちっとも動きません。
ナビで調べると、横田基地の第五ゲート付近で事故発生のマークが表示されています。
しかし、米軍住宅などの大きな施設が多く、なかなか逃げる脇道がありません。
ここで、大きく時間をロス。

五日市街道に入ってからは渋滞も無く順調でしたが、アクシデントはまだ続きます。
桧原村から甲武トンネルを抜け、山梨県に入り鶴川本流の橋まで来たら、その先が通行止めになっています。
警備員に聞くと、木が倒れて道路を塞いでいるのと、その近くでは道路ノリ面の小さな崩壊があり、併せて復旧工事中なのだという。 さらに、未舗装の林道があって迂回路になっているが、私の車高の低いスポーツタイプの車を見て、こんな立派な車では走れる道ではないと言う。 
登録13年目のポンコツ車なのに、立派な車と言われて恥ずかしい。
そして、早く言ってくれれば良いのに、10時から20分間、12時から30分間だけ工事を止めて車を通すと言う。
また、当日の工事は15時までで、15時からは通行止めを解除するとのこと。
既に時間は予定より大きく送れて、9時半になっていました。
もう、こうなったら諦めて焦らずに10時までの30分間、タバコでもふかしながら待つことに。

今回は、2万5千分の一地形図で調べた、小さな林道沿いの沢を開拓調査することが目標のひとつです。
10時半頃には、林道脇に駐車場所も確保。
P7180283.JPG
初めて通る、車のすれ違いが困難な細い林道。
Uターンできる場所が見つからねば、1Km以上もバックで走らなければならない、そういう精神的なプレッシャーのなかで、こういう広い場所が発見できるとホッとしますよ。
梅雨の長雨で、林道は川と見まがうほど山水(やまみず)が流れていました。
P7180285.JPG
M名人と上下に分かれて、この沢を釣査します。
私は枯れ沢を伝って流れに降りました。
この付近、短い間隔で堰堤が作られていて、遡行が面倒です。
魚も本流からの遡上は期待できないし、増殖が厳しい場所でしょう。
P7180287.JPG
案の定、私は魚信すらなし。
尤も、この日は最初の一歩から脚の具合が極めて悪く、入渓点の前後50mほどを探ったに過ぎませんが・・・。
M名人は、200mほどの距離を探ったとのことで、17センチ、22センチのイワナを釣っていました。
これで、この小渓流の釣査は終了。
この後は、確実な釣果を求めて鶴川本流に移動しました。

M名人を本流の橋で下ろし、私はもう少し車を走らせてM名人の2Kmほど上流を釣ることにしました。
車を置いた場所から、徒歩20分ほどの本流の入渓点に向かいます。
やはり、今日は非常に脚の具合が悪い。 
足先の感覚が麻痺していますし、少し歩くだけで脹脛が硬直してしまいます。
で、動植物の写真などを撮りながら、チョクチョクと立ち止まりながら歩きます。
カラムシの葉には、ブンブンとラミーカミキリが飛来していました。
P7180289.JPG
オレンジ色をしたキンリュウの花は、私が小学生だった60年ほど前には、庭に植えるのが流行っていましたが、最近では我が家の付近では見掛けなくなりましたね。
P7180296.JPG
ホタルブクロも多く見掛けました。
P7180295.JPG

さて、入渓した本流は大変な水量で、川幅いっぱいに水が流れていましたが、濁りは殆どなく釣りごろの水色でした。
普段なら5.3mの竿で釣っている場所なのですが、この日は7.5mの本流竿で釣りました。
1尾目は、チビヤマメで、これはリリース。
2尾目は、23センチの塩焼きサイズ。
P7180301.JPG
この頃から急に雲行きが怪しくなったと思う間もなく、たちまち豪雨になりました。
Yahoo!のピンポイント天気予報に裏切られ、あっと言う間に全身ビショ濡れ。
慌てて、ザックから雨合羽を取り出して着ましたが、いささか手遅れでした。

一時間ほど岩陰に身を隠して雨宿り。
小振りになったので、また竿を出しましたら魚の活性が高まったのか、
直ぐに22センチが釣れました。
P7180303.JPG
頂いて修理したナイフを初使いです。
刃長が14センチ、柄を含めた全長が25センチのハンティングナイフで、釣りには大振り過ぎて使いにくいですね。
鉈を兼ねた熊避けのオマジナイみたいなものです。

最後に24センチを釣った時点で15時半を回り、釣り終了としました。
P7180299.JPG
豪雨になった時に、カメラをビニール袋に入れてザックに仕舞っていましたので、帰宅後の写真です。
P7190284.JPG
食卓に供された塩焼きです。
P7190286.JPG
他に、15センチほどの唐揚げサイズを3尾だけキープしました。

余談ですが、私の歩行を苦しめている3つの障害、
 ・脊柱管狭窄症  ・腰椎分離症(スベリ症)  ・左大腿部の動脈閉塞
このうち、最後の動脈閉塞は、今月初に検査入院してカテーテルを通して調べました。
たぶん8月中には、ステントを入れるような形で手術治療する予定です。
この手術を行なうと、左下肢の麻痺がかなり改善されそうなので、非常に期待しています。
あと9年間、「80歳までイワナ・ヤマメ釣りをする」という目標を遂げるには、あちこち身体をメンテナンスしないとなりません。 

暇で手慰みに浮木作り

今年は長梅雨に降り込められて、満足に釣りにも行かれません。
まぁ、これで梅雨が明けて猛暑にでもなると、それはそれで暑くて釣りに行かれず、小雨に濡れる程度だったのだから雨合羽でも着て釣りに行っておけば良かったと後悔するのは目に見えているのですがね・・・。

でも、それは判っていても、その時は雨で億劫になってしまうのです。
そんな訳で、快適に釣りに行ける日を待ち侘びながらタナゴ竿やタナゴ浮木を作って時間を潰している訳です。

一昨日から、タナゴ浮木を作っています。
素材は、ファルカタという材木です。 
昔は南洋桐と言われ、今でも桐の代用材として高級手延べ素麺の箱などに使われているものです。

私のタナゴ釣り仲間は、皆さん手先が器用で、綺麗に塗装されたタナゴ浮木を作っていらっしゃる。
しかし、どうも私は、こういう小さな物のラッカー塗装は苦手です。
漆で塗れば、何とか見られるものが作れるとは思うのですが、漆には蛍光塗料や夜光塗料が無いし、カラフルな色も作れません。 
漆で塗ると、シックな色調ではありますが、地味なものになってしまい、視認性の悪い浮木になってしまいます。

それでも、2日も掛けて作っているのは、それなりに手が掛かっているからです。
1.ホワイトのラッカーで下地塗りを3回。
2.蛍光塗料と濃紺のうらしま印実用漆(化学製品です)を使って刷毛で塗装。
3.#600のサンドペーパーで塗面を研磨する。
4.マニュキアで塗面をコーティングし、防水性と表面強度を高める。 

そんな苦労をしても、塗装が苦手な私が作ると、この程度にしか出来ません。
視認性と感度は良いので、実用性はありますが、美観から言いますと落第点です。
まぁ、使えればいいか・・・。
P7165709.JPG
P7165704.JPG
浮木を作りますと、その浮木とバランスする仕掛けも作る必要が出て来ます。
これで、もう数日は暇潰しが出来そうです。

ハンティングナイフのシースを和風に作り変えてみました

昨年の9月、奥利根にイワナ釣りに行ったおり、酒が入ると何でも他人にプレゼントしたくなってしまう癖のある、ロッジのオヤジから頂戴したハンティングナイフです。
今風の素材であるカーボンファイバー製のシースに納まっています。
P7035681.JPG
切れ味も悪いし、気に入らなかったから使っていなかったとのことで、高額な値段札まで付いていたのには参りました。
P7035679.JPG
ナイフの背中に作られた、獣を解体する際に腱を切るための部分、ここはもっと尖って大きかったのですが、引っ掛けて自分の手を切りそうなので、私が小さく削ったのですが、まだまだ危ないです。
刃も研ぎ直して刃付けし直しましたので、イワナの腹もスッと割けるようになった筈です。

さて、最も気に入らないのは実用一点張りのカーボンファイバー製のシースです。
手持ちの欅の板を使って、和風の鞘を作ることにしました。
P6305675.JPG
鑿で板の内側を削って、接着剤で貼り合わせます。
接着後に外形を削るのですが、その際に削り過ぎることのないよう、予め内側の形を紙にトレースしておきます。
P6305678.JPG
7月からブログ基盤がリニューアルされてしまい、使い慣れないので、製作プロセスの詳細は割愛します。
ということで、こんな形に出来上がりました。
P7035688.JPG
古くなったGパン用革ベルトで腰ベルト通しを作りました。
P7035684.JPG
釣竿を作る手法で、巻き糸をして漆で固め、木部全体は拭き漆の仕上げです。
逆の下側から見た状態です。
P7035693.JPG
新旧の鞘を並べてみました。
P7055697.JPG
和風趣味の私としては、やはり自分で作った鞘の方がいいですね。
それに元のシースは、ベルト通しがシースに固定されているので、歩行の動作によっては太腿にシースが触って身体の動きが阻害されますが、自作の鞘は革製のベルト通しは鞘とブラブラに繋がっているので、身体の動きに邪魔になりにくい。
アウトドア用品では、こういったことは重要です。

そして、先日に作ったタナゴ竿の筒と並べてみると、
どちらも同じ手法で、黒の絹糸で巻き糸をし、
漆で固めているのが、よく判るかと思います。
P7065699.JPG
こうやって眺めると男の手道具感が溢れていいなぁ。
自分で、自分を誉めるのは恥ずかしいけど、そう感じてしまいます。

但し、タナゴ竿はよいのですが、このハンティングナイフの持ち歩きは危険ですね。
熊が出るような山奥とかにイワナ釣りに行くような場合でないと、銃刀法違反で捕まる可能性が高いです。
家に置いて、飾っておくのが無難でしょうね。

竹筒と替え穂付きタナゴ竿、寒竹製二尺二寸を作る

暇なものですから、またまたタナゴ竿を作ってみました。
156237862582370223714-thumbnail2[1].jpg

竿の素材は寒竹で、2本継ぎの総漆塗り。
仕舞い寸法は、一尺一寸六分(35.2センチ) 
硬調と軟調の替え穂先を用意しました。
 ・硬調穂先の場合、全長二尺二寸六分(68.5センチ)
 ・軟調穂先の場合、全長二尺一寸七分(65.7センチ)

竿筒は、鮎友竿を利用して作成。 
筒の全長は、口栓込みで一尺三寸五分(41.0センチ)
この竿用の仕掛け巻きも作りました。

P7055698.JPG
このところ梅雨の長雨に降り込められていますが、この竿を試しに、
梅雨の晴れ間を狙って、釣り桟橋のある某池に行ってみたいと思っています。

鶴川渓谷の散策

脚腰が悪くなって、もう正面きって渓流釣りと呼べるような行動は出来なくなりましたが、大好きな谷あいの景色に触れに、梅雨の晴れ間となった昨6月26日に出かけてみました。
勿論、相棒であるM名人も誘っていきました。
釣りがメインではないので、車で家を出たのは朝6時です。

目的地は、上野原の鶴川。
谷沿いの車道の脇に車を置き、渓に下る道を探しながらのんびり歩きます。
新緑の候は過ぎ、周囲の景色はすっかり夏になりました。 
七葉樹(トチノキ)の葉が拡がり
画像

スイカズラの花が、其処此処で甘い香りを放っています。
画像


渓に下れそうな踏み跡ほどの小径を見つけ、降りて行きます。
画像

この小径の路傍には、カラムシはヤブカンゾウなどの夏草が生い茂っていました。
画像

画像

画像

そして、これらの夏草に半ば埋もれながら、女神様の道祖神が微笑んでおられました。
画像

こういった山間の小径の風情を楽しみながら下っていきますと、やがて、渓に掛かった小橋が見えてきました。
画像

この雰囲気を味わうだけでも、やってきた甲斐がありました。
画像

小橋の上に立って見下ろせば、前々日の強雨の後の清冽な流れがありました。
画像

橋の脇から渓に降り立ってみれば、足跡ひとつない。 もちろん、ゴミやタバコの吸殻もない。
鹿のヒズメ型の足跡を散見するだけで、こういうことは、東京近郊の渓では滅多にありません。

ちょっと竿を出すと、予想に反してなかなか魚信が無かったが、一時間ほど辛抱強く流していたら、やっと19センチのヤマメが釣れてくれました。
画像

渓を動くにも、今の私の脚では、これくらいのデコボコ岩でも歩けません。
画像

橋の上下で楽に動ける100メートルほどの範囲を、渓流釣り50年を超えるキャリアの腕と忍耐力でジックリと釣り、3時間ほどで当日の目標の5尾(15センチ~20センチ)を釣って釣りは終了。
画像

車道に戻り、カメラ片手にブラブラ散歩。
遠くを眺めれば、この辺りでもなかなか山深い感じがあります。
画像

その証拠に、熊出没注意の看板もありました。
画像

私は脚腰不自由で走れませんから、熊に出会ったら大人しく喰われてしまうしかありません。
画像

この付近に多く茂っているカラムシという植物は、繊維が強く麻の代用になるというので、東南アジア方面から移入され、たちまち国内に増え拡がった外来植物です。 このカラムシを食草とするラミーカミキリも、カラムシにくっついて入ってきた外来種で、私が子供の頃には見たことも無かったのですが、今はカラムシとともに増え拡がってカラムシの周囲をブンブンと飛び回っていました。
画像

このラミーカミキリは、白黒のツートンカラーで、パンダ顔のカミキリムシとしても有名です。

車での帰路、上野原の棡原から甲武トンネルを抜けて南秋川上流に出る手前で、猿の大群に遭遇。
道路一杯に大群で遊んでいたので、急ブレーキです。
大柄なオスのボス猿は見当たらず、何頭もの母猿が子猿を連れた大群で、軽く20頭以上はいましたね。
眼の前で、車がキキーと急ブレーキをかけて止っても平気の平左。
母猿が、
『嫌~ねぇ、車が来ちゃったから、皆ガードレールの上に跨って!』
と号令を掛けると、道路一杯に出ていた子猿どもは、言われたようにガードレールに鈴なりになるが、逃げ出す訳でもありません。
逆に、こちらは車だから平然と眺めていられましたが、徒歩や自転車だったら怖かったと思いますよ。
残念ながら運転していたので、写真は撮れませんでした。

今回は、朝には鹿の足跡と熊出没注意の看板、帰途には猿軍団に遭遇。
前回に来たときには、林道を横切るタヌキやリス、ヤマドリなどを見かけましたし、昔よりも野性動物との接触が増えたような気がします。

向井潤吉の絵にフレームを作る

6月2日、等々力~自由が丘を散歩した折に立ち寄った、世田谷美術館分館。
ここは、宮本三郎記念美術館になっていますが、他の世田谷美術館分館の案内パンフレットが置かれていました。
その中で、向井潤吉記念美術館の案内パンフレットが眼に止りました。
民家の向井と言われるように、代表的な作風は里山の民家を描いたものです。
このパンフに印刷されていた絵が、とても気に入りました。

そこで、パンフを切り抜いて即席のフレームを作って飾ることに。
先ずは、簡単な寸法を入れた図面を作ります。
画像

桐材で作られた佃煮の空き箱材をカットし、四辺に組み手を切って接着します。
その際、曲尺を添えて直角を保たせます。
画像

フレーム背面は、厚紙で裏打ちした絵が嵌る溝を鑿で削って、そのに絵を挿み込みます。
裏押さえを作り、吊り具を付ければ完成です。
画像

素朴な民家の景色には、素朴なフレームが似合います。

鶴川の自然観察

昨日(6/13)は、梅雨の晴れ間となる好天で、M名人とともに鶴川まで行ってみました。
記事のタイトルをヤマメ釣りとしなかったのは、いよいよ私の脚腰が具合が悪く、沢では殆ど歩行困難状態だったので、昆虫や植物の写真を撮ったりして遊んだだけであったからです。

阿寺沢の林道を進むと、「阿寺沢の滝」の案内標識があります。
画像

この石段を登ると、小さな社があり、「不動の滝」の案内標識があります。
同じ滝なのに、なぜ案内標識に違う名前で表記されているのか意味不明です。
画像

10段ほどの石段を上がっただけで、へこたれて社の前で休憩です。
医者から禁煙の厳命を受けているのに・・・。
画像

滝に降りる石の階段は、滑りそうな急勾配。
画像

杖に縋って、必死にこれを下れば、不動の滝の下まで下りられます。
画像

この付近で竿を出してみましたが
画像

全く魚信はありませんでした。
かなり下流に下ってから、待望の1尾目は22センチのヤマメ。
画像

場所移動の途中、道路沿いの沢に路上から竿を出してみたら、19センチのイワナが釣れました。
こういうのは、ラクチンでいいですね。

午後からは、中流域まで下って釣り再開。
M名人は、健脚に物を言わせて堰堤を越えて上流に向かい、私は川に降りやすく広い河原のある下流に向かいました。
画像

しかし、私が入った場所は魚信は小ヤマメからの1回だけ。
この日は特に、左脚が言う事をきかず固まってしまって動いてくれないので、河原で浩然の気を養うことに。

ウラギンシジミは、飛翔するとピカピカと翅がプラチナ色に輝きます。
翅の表は、数パターンの色合いがあって、昆虫観察家にも人気の蝶です。
画像

翅の裏面は、その名のとおりの銀色です。
画像


清流の隠者にして音楽家、河鹿蛙です。
皮膚の色は周囲に合わせて、青灰色から焦げ茶色までカメレオンのように変化します。
ぱっと見て、どこにいるか判りますか?
画像

捕まえて、じっくり観察。 今は、石の色になってました。
画像

他にすることも無くなったので、M名人と待ち合わせの時間よりも早く車に戻り、周囲を散策しました。
いわゆるハエトリクサです。
画像

ホタルブクロの花を見ると、もう夏ですね。
画像


近所の農家の飼い犬と遊んだり、そうこうしているうちに、M名人は意気揚々と戻ってきました。
そこそこ良型の20センチ~25センチを10尾以上も揃えて釣っておりました。
兎に角、前日から黒目川でクロカワムシを100尾近く採捕して持っていくなど、M名人の渓流釣りに対する姿勢というか執念には敬服の至りなのです。
おねだりして、少し釣果を分けて頂きました。

夏ヤマベ(オイカワ)釣り、盛期に入る

高校時代からの朋友が大病を患って、2年連続の大手術でかなり体力がへたっていたのですが、嬉しいことに、かなり元気になってきました。 思えば、半世紀を越える55年間の付き合いです。
定年退職後は、昔のように、全国あちこち昆虫採集や魚釣りに一緒に行こうと楽しみにしていたのですから、簡単にへたられては困るのですよ。
一時は、歩けなくなって自宅の庭より外には出た事が無い、と言っていたので随分と心配したのですが、黒目川なら自宅から遠くないので自転車で行けるというまで体力が戻ったようなので、久々のアウトドア遊びに連れ出しました。
朝9時に現地A橋で待ち合わせ。
私は、道を間違えて10分の遅刻でしたが、彼は15分前には到着していたとのことで、30分近くも待たせてしまいました。

足場が良く、楽に川に入れるので、A橋の下流で釣り開始。
減水していたのが、梅雨に入った昨日の纏まった雨で水量が平水に戻った状態ですが、岸辺では底砂を掘って、周囲に石積みをしないとズック魚篭を水中に沈めることは出来ません。
画像

川虫を採取したりで竿出しは9時45分頃。
水色、水量もマズマズで好釣果間違いなし、と思われたのですが、殆ど魚信なし。
11時半までの1時間45分ほど釣って、私は8尾の貧果でした。
久々の釣りで、毛鉤を流していた彼はボーズ。 残念でした。
いつも釣れる場所なのですが、昨日の雨による急な水位の変動で、オイカワの付き場が変わったのでしょう。
ここで、所用があって彼は電動アシスト自転車で帰宅しました。

この頃から、小学校低学年と思われる子供達が手に手に網を持ってやってきました。
土曜は、学校が休みなのです。
見ていると、網の使い方がなっちゃいません。
老婆心ならぬ老爺心で、子供達に網の使い方をレクチャー。
小一時間ほど子供達と遊んで、モエビ、ヨシノボリ、カワムツの稚魚、シマドジョウ、など捕まえてみせたりと、ちょっと頑張ってみました。

その後、B橋の上流に場所替えしました。
A橋付近がダメな時には、こちらが釣れるのを経験から判っています。
ただ、ここは川岸に降りるには、この階段状の蛇カゴを三段下りなければなりません。
一段の段差は、50センチほどあります。
腰の悪い私も、最初の一段目が大変です。
画像

このポイントの水量は申し分なし。
画像

石積みなどしなくとも、川岸から吊り下げたズック魚篭を水没できました。
画像

案の定、ここでは一投目から入れ喰いです。
画像

カラフルな婚姻色を装った、良型オスヤマベも釣れました。
画像

何尾かメスヤマベやカワムツを釣った後、またまた綺麗なオスヤマベです。
その前に釣れたものより、更に顔も黒く、尻ビレは尾鰭よりも長く伸びていました。
画像

1時間ほどでの釣果です。
画像

流れに沈めたズック魚篭に入れてあったので、皆、元気にリリース出来ました。

私も、大腿部動脈閉塞の手術を来月に控えている身、マイペースでなら何とか歩けるという状態なので、2時前には釣り終了です。
なにしろ、現在は左脚の膝から下は、正常な血流の半分しか血液が通っていないので、100m歩いただけで、数時間も登山したような状態になって、筋肉への酸素供給不足や乳酸の蓄積が生じ、左脚が固まってしまうという情け無い状態なのです。 
すべては、半世紀を越える喫煙とイワナ・ヤマメ釣りの報いなのでしょう。

手術は、血管の状態が可能なら、カテーテルでステントを入れるだけとの事ですが、無理と判断されたら15~20センチほどの長さを人工血管でバイパスを作る手術となるらしい。
手術自体は1~2泊程度の入院で済むらしいのですが、手術前の準備として、完全禁煙に加え、4種類もの血液サラサラ薬を3週間ほど毎食後に服用とのことで、既に5日前から飲んでいます。
おそらく動脈の血管に詰まっているコレステロールの塊のようなものを、ステントを挿入する前に、薬で洗い流しておくということでしょうか。
そして、手術前の1週間からは、逆に血液サラサラ薬の服用を中止しないと、手術時の出血が止らない。
その日数計算からいくと、手術日は7月の1日か2日になりそうですね。
この手術が上手くいけば、かなり渓流も歩けるようになるのではないかと期待してますよ。
そして、渓流釣りシーズンが終了し、ハゼ釣りシーズンも終わる11月末頃になったら、脊柱管狭窄症と腰椎すべり症も手術しちゃおうかと思っていますが、こちらは2週間の入院に加え、数ヶ月のリハビリが必要なので、ちょっと慎重になってしまいます。
しかし、これが上手くいったら、昔のように渓流の岩を跳んで歩いてイワナ釣りが出来るようになるかと・・・。
しかし、手術でも直すことが出来ないのが、来年には72歳となる年齢による脚腰筋肉の老化です。
果たして、怠け者の私に、足腰を鍛え直すことが出来るでしょうかね?

チアシードの発芽観察

6/2に自由が丘のGRADANAというショップで見つけた素焼きの動物です。
ヒツジに似ておりますが、角が何本もあって、正体不明の怪獣ですね。
釉薬の掛かっていない茶色の素焼き部分には、ネバネバのチアシードの種を貼り付け易くするための溝が刻み込まれています。
P6275668.JPG
その購入の経緯は、こちらを参照ください。
https://kazika-koubou.at.webry.info/201906/article_2.html
使い方説明のとおりに、翌6/3の晩にカミさんがチアシードの種を水で練って貼り付けました。
画像

チアシードの種が乾かないよう、素焼きの中にも水を浸し、また外からも時折り霧吹きで吹き付けます。
そして待つこと丸三日。
6/7の姿は、朝は、こんな感じになっていましたが
画像

見ているうちに育っていく感じで、午後3時現在では、こんなになってます。
画像

画像

モコモコのヒツジさんになってきました。
画像


翌朝となる6/8の午前6時現在の姿です。
もう、この位で充分かな。
画像

これ以上、伸びてきたら刈り取って食べてしまいましょうか。
画像

チア・シードという名の意味は、シードは種のこと。
チアは、チア・ガールなどのチアで、「嬉しい・喜ばせる・楽しい」、という意味だと思いますが、
毎日この発芽の様子を眺めていると、本当に、顔がほころんできますよね!

そして、6/8の晩19時には、このような姿に急成長。
画像

もう、明日になったら刈り取ってサラダですね。

そして、6月9日の晩の姿です。
画像

まだ、食べていません。

6月14日の朝です。
もう、ボサボサで纏まりなくなってしまいましたね。
画像

こうなってしまったら、これは刈り取ってサラダにし、
飽きなかったら、また種を貼り付けて、一から始めます。

新作タナゴ竿の試し釣り

総塗り寒竹製のタナゴ竿四尺一寸を試すべく、先月に好釣果のあった釣り場に、タナゴ釣り仲間2人と出掛けてみました。 今回は、奮発し往きだけ高速道を利用。 自宅を6時頃出て、大泉ICから外環道、東北自動車道と乗り継いで約45分で到着。 一般道で行くのと較べ、半分の時間です。

現地に到着してみると、調節池は先月に来たときとは様変わりの大減水。
田圃に水を取られたようです。
画像

足元近くに水が来ていないので、長竿でないとポイントに届かないのに加え、減水で死んだヘラ鮒などが何匹も腐臭を放っていて気持ち悪くなる始末です。

調節池での釣りを諦め、取水口より外の本流に狙いを変更。
この角は、水深70~80センチあって釣趣に富んでいます。
画像

しかし、陽を遮るものなく、まともに直射日光を浴びるので、7尾釣っただけでギブアップ。
ならびの護岸も同様の陽射しで、とにかく暑い。 
画像

年寄りは、コマメに水分を補給し、日陰で休憩すべし。
画像

本流は水量もあり、探せば木陰もあります。
画像

ヤブ蚊を気にしながら、奥のブッシュの脇に釣り座を変更。
ポチポチとしか釣れませんが、
何とか、新作竿の試し釣りは出来ました。
画像

画像

イグサかと思われる湿生植物の花が咲いていました。
画像

画像

この所、腰の具合がますます悪く、低い折り畳み椅子に腰掛けて1時間も釣っていますと、もう脚腰が麻痺して立ち上がれなくなってしまいます。 
傍らに杖を置き、立ち上がる時には、杖に縋って立たないと、転んでしまいそうになります。

そんな訳で、医者の奨めもあり、一大決心をして手術を受けることになりました。
先ずは、7月になったら左脚大腿部の動脈閉塞の手術です。
現状では、左脚の膝から下は正常な状態の半分しか血が通っていないので、ちょっと歩くだけで筋肉は酸素不足と乳酸の増加で固まってしまうのです。
この手術が上手くいったら、次は、11月頃に脊柱管狭窄症および腰椎すべり症の手術をする。
そうすれば、来年の釣りシーズンは、若者のような脚腰になって、ピョンピョンと渓流のイワナ、ヤマメを追うことが出来るようになるかも知れません。

散歩で見つけた(等々力~自由が丘)

東京に生まれ育って71年になりますが、まだ、等々力渓谷なる場所に行ったことがありませんでした。
最近、友人がFBに写真掲載しているのを見て思い立ち、カミさんと行ってみることになりました。
我が家からバスで石神井公園駅に出れば、あとは横浜中華街行きの電車に乗れば、乗り換えなしで35分で自由が丘駅まで行くことが出来ます。
自由が丘からは、東急大井町線に乗り換え、九品仏、尾山台、を過ぎて3番目の駅が等々力駅です。
家を出たのは11時半近くと、ゆっくりだったので、等々力駅付近で藪森という老舗風な蕎麦処が目に入ったので、ここで昼食。 なかなかの味で、非常に賑わっている店でした。

等々力渓谷の入り口は、駅から直ぐの成城石井の店手前にありました。
不動滝とか
画像

等々力不動尊とか
画像

書院など、一応の定番ルートを見物してから、等々力駅方面には戻らず、渓谷沿いに下って一般道に出、尾山台駅方面に向かいました。
この付近、さすが世田谷と思われるレンガ造り風の広壮なお屋敷が立ち並び、必ずどの家のガレージにも磨き上げられたベンツが入っています。
金には縁も執着もなく、フツーに暮らせればイイヤ、と考えてきた鰍工房主ですが、ちょっとばかり金持ちが羨ましくなったりしましたね。

尾山台駅前からは、線路沿いの道(等々力通り)を進み、九品仏に到着。
ここでも、定番の浄眞寺を見学。
思っていたより遥かに広くて立派な古刹で、境内には楓が多く、紅葉の時期にはさぞやと思われました。
画像

この後、疲れた脚に鞭打って、宮本三郎記念美術館を探して等々力通りを自由が丘方面に歩を進めます。
奥沢六丁目の交差点付近に、ちょっと面白そうな輸入陶器の店がありました。
GRADANAというショップです。
画像

ここでカミさんが面白いものを見つけました。
メキシコ製の素焼きの動物で、カエルとかアヒルとか亀とかヤギとかなのですが、素焼きの肌にチアシードの種を塗り付け、モシャモシャと芽を生やしているのです。
カミさんが気に入って購入したのは、4本角の怪獣(羊か?)。
画像

帰宅して早速、水に溶いたチアシードの種を貼り付けました。
画像

画像

画像

背中の首の付け根の位置に穴があって、ここから水を入れておくと、素焼きの地から水が染み出して種を保湿する仕掛けになっています。
画像

早く芽が出ろ、と外から霧吹きでも水を吹き付けていますよ。

この後、直ぐに宮本三郎記念美術館は見つかりました。
世田谷美術館の分館で区営なので、65歳以上の入館料は100円でした。
ささやかなショップもあって、ここで私は、デッサン用の8Bの鉛筆と木炭を買いました。
柔らかい8Bの鉛筆を使って少女の顔を描いてみました。
生来絵がヘタクソな私でも、ちょっとだけ上手くなったような気がします。
画像

と言っても、別にデッサンでも始めようという訳ではなく、8Bという超柔らかなエンピツで木や竹の素材に傷を付けずに印を入れるのに使うのが目的です。

もう一品、柳の小枝を焼いた木炭は、これも別にクロッキーに使う訳ではなく、これで漆塗り面の仕上げ磨きに使ってみようという魂胆。
画像

早速、先日作ったタナゴ竿筒の
画像

私が漆で塗った蓋の上面を、この木炭で磨いてみました。
画像

美術館から自由が丘駅までは、徒歩5分ほどとのこと。
駅近くの線路沿いに、「つぐをギャラリー」という小洒落たギャラリーが目に入りました。
津軽出身の美人の奥さんが経営し、とても人当たりもよく、たちまち気に入ってしまいました。
https://www.facebook.com/tuguwo.gallery/?__tn__=kCH-R&eid=ARABndNof7tvwmJiP6xcF8k3xMfOX-6f2bJ6Ds0gEEVWQBUQ7xT44evpB9HN5MlDqctG8p3pW6_X0Pqa&hc_ref=ARRC95Hgq83vGUq3Ar9uUa-u-iaLG3oUDVLP4ljErFaFILSEK8qlBIIL37Ju3Lo7Zos&fref=nf
そこでは、「ククノチ」という木工クラフト作家の作品が展示販売されていました。
https://www.facebook.com/kukunochi2010/
なかなかフォルムも洗練されているし、暖かい作風が気に入り、3点ほど購入しました。
1点はカミさんが購入したイアリングなので、紹介は割愛します。
私が購入したのは、
クヌギ材の小振りのマグカップ。
画像

軽くて、取っ手も持ちやすく
画像

口当たりも優しく、熱いものも冷たいものも美味しく頂けました。
画像

もう一点は、蕎麦猪口に良いかなと思った、桜材で作られた一品です。
画像

早速、使ってみました。
軽いのが、やや難点ではありますが、なかなか良かったです。

旧い鮎の友竿でタナゴ竿の収納筒を作ってみました

数年前に知人から譲って頂いた鮎の友竿が何本かあります。
いずれも、東作一門の東俊や東正などの作になる高級品です。
然しながら、非常に重く扱い辛い竹製の鮎竿を使う人は、如何せん現在では皆無でしょう。
従って、私も竿の先の方を利用してハゼ竿に改造したり等、素材として保管しているのみです。

そのような折、先日作った新しいタナゴ竿を収納する竿筒が欲しい。
そこで、これらの鮎竿から姿・太さ・切断した時の節の位置などを勘案し、東正作の竿の手元を選び出しました。
長い鮎竿の手元から、節のある場所までの、全長 50.3 cmで切断しました。
画像

この 50.3 cm を更に切断し、筒の本体部( 40.9 cm ) と蓋部( 9.4 cm )に切り分けます。
筒の本体部( 40.9 cm )は、 外に見える部分( 38.6 cm )と挿げ込み部( 2.3 cm )で構成されます。
従って、出来上がりの筒の全長は、
筒本体部の外に見える部分( 38.6 cm ) + 蓋部( 9.4 cm ) = 48.0 cm となります。
別の計算式で言い換えれば、
素材の長さ( 50.3 cm ) - 挿げ込み部( 2.3 cm ) = 48.0 cm となります。
つまり、竿筒の素材を選ぶ際には、作りたい筒の長さよりも、挿げ込み部の長さ分だけ長い素材が必要ということです。
画像

本体部側の挿げ込み部( 2.3 cm )を、小刀で削り出します。
画像

蓋側は、内側を浚います。
画像

これを少しずつ削って擦り合わせ、きちんと蓋になるように調整します。
(言葉で書くと、この一行ですが、これが一番難しく大変な作業です。)
画像

玉口の双方に巻き糸を施し、漆で固めます。

画像

節の抜けている蓋の頭部は、丸く切った板を嵌め込み、平にして漆で塗ります。
画像

仕舞い寸法 44.0 cm の竿を、
画像

筒に収めて
画像

画像

蓋を閉めます。
筒が真円ではないので、合いマークを入れてあります。
画像

手元尻に残る洋銀製の尻環と、東正の格調高い焼印が光りますね。
画像

筒のスペックは以下の通り。
筒本体長 ・・・ 38.6 cm + 挿げ込み部 2.3 cm = 40.9 cm 
蓋の長さ ・・・ 9.4 cm
蓋をした状態の筒の全長 ・・・ 38.6 cm + 9.4 cm = 48.0 cm 
筒内部の長さ  ・・・ 46.5 cm 
最大外径 ・・・ φ3.5 cm
内径 ・・・ φ2.6 cm 
収納するタナゴ竿の手元が湾曲しているので、この位の太い内径の筒でないと収まりません。

布製の竿袋に収めてから、この竹筒に入れれば、竿が筒の中でカタカタしなくなります。
今月、6/23(日)の西荻手しごと市で、A-bagさんに頼んで竿袋を作って貰うつもりです。