鰍工房 手作り小品工芸 工作日記

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zoom RSS ハゼ和竿アラカルト(その1、誂え・市販品)

<<   作成日時 : 2018/11/17 21:49   >>

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秋も深まり、高場(浅場)のハゼ釣りは終了となり、代わって深場の桁ハゼ(落ちハゼ)釣りシーズンの佳境に入っています。
残念ながら今シーズンは多忙で、まだ海の落ちハゼ釣りには行けておりません。

鶴見の新明丸がハゼ乗り合いを出す京浜運河は、昨年のような惨状ではなく、今年は良型交じりで釣れているようですが、水質と周囲の風景が今ひとつで釣趣に欠けるのが難です。 
加えて、船宿の駐車場が有料なのもチョットねぇ・・・。

そんな折、誘いが入って、23日に深川の冨士見から落ちハゼ釣りに出ることになりました。 
そこで、ハゼ竿をチョイスする為に、竿箪笥から取り出してみましたので、
その1、として、店頭で購入したり、知人から貰い受けたりした市販品の竿を紹介します。

  画像が小さくて見にくい場合は、マウスを画像に当てて左クリックすると拡大画像を見ることが出来ます。

@竿孝 中通し総布袋竹製 
  印籠4本継ぎ  全長十二尺(3m60cm)   
  仕舞い寸法 三尺五寸(105cm)

  川口の竿孝さんの工房に何回か通って誂えた竿です。
  但し、中通しのハゼ竿としては、4本継ぎは邪道で、
  道糸を通したままで携行する場合、継ぎ数が偶数本のハゼ竿は、
  穂先が下を向いてしまって痛めてしまいそうで不安です。
  なかなか重い竿なので、釣行の出番は少なくなってしまいます。

  全体写真
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  馬骨製の糸巻き杭は、竿孝のトレードマークですが、
  「どこの馬の骨だか知らねぇが・・・」を連想してしまいますね。
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  道糸ガイドも馬骨製です。
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  挿げ込み部分の塗り
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  手元部分
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  手元握りの籐巻きと、鹿角製の尻手紐通しは、
  私が作って取り付けたもの。
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A江戸藤 中通し総布袋竹製  
  印籠3本継ぎ  全長九尺(2m70cm)
  仕舞い寸法 三尺四寸(102cm)

  神田の桜釣具で見て、その節の詰まった姿に一目惚れして
  迷わず購入した竿です。
  長さ、軽さ、掛け調子、どれをとっても申し分のない最高の竿です。
  但し、竿孝さんで誂えた竿の2倍近くの値段がしました。
  良いものは高い、これ当然の経済原則ですな。

  全体写真
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  象牙製の糸巻き杭が付いています。
  同じく象牙製の道糸ガイドは、私が作って取り付けたもの。
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  挿げ込み部分の塗り
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  手元部分。 鹿角製の尻手紐通しは、私が作って取り付けたもの。
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B銀座東作 中通し総布袋竹製 
  印籠3本継ぎ   全長八尺六寸(2m58cm) 
  仕舞い寸法 三尺二寸(口栓を含め96cm)

  タックルベリーで殆ど未使用品だが、穂先の中浚いが不充分で、
  道糸が通せない状態のものを発見。
  1万円以下の格安で購入し、自分で穂先の中を浚い直し、
  完璧な状態で使えるようになりました。
  軟調子で軽く、2〜3号の錘が丁度よく、ボート釣りに
  愛用しています。
  シックな塗りで嫌味がなく、竿の調子も申し分ありません。

  全体写真
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  象牙製の糸巻き杭と道糸ガイドが付いています。
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  挿げ込み部分は、シンプルな蝋色漆の塗りが素晴らしい。
  下手な変わり塗りより、漆塗りの技術としては、
  単色での塗りの方が難しいものです。
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  手元握り部分の鹿角製尻手紐通しは、私が作って取り付けたもの。
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C東作 中通し 矢竹製・布袋竹穂 
  3本並み継ぎ 全長九尺五寸(2m85cm) 
  仕舞い寸法 三尺三寸(99cm)

  頂き物で、○東の焼印が入った普及品です。
  古いが、大きな痛みはなく、充分に実用に耐えます。
  高級竿ではないが、質素でさっぱりとして飽きのこない、
  好感の持てる竿に仕上がっています。
  まだ、私は使ったことがない竿なので、実釣での調子は不明ですが、
  矢竹製なので、ちょっと重そうです。

  全体写真
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  牛骨製の糸巻き杭と道糸ガイドが付いています。
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  挿げ込み部分は、シンプルな呂色漆の単色塗り。
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  手元竿尻部の鹿角製尻手紐通しは、私が作って取り付けたもの。
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D無銘 中通し 矢竹製・布袋竹穂 
  5本並み継ぎ 全長十五尺五寸(4m64cm) 
  仕舞い寸法 三尺五寸五分(107cm)

  浦和ハゼ研の前会長の遺品。
  そのハゼ研会員である私の友人に形見分けされ、
  更に私が貰ったもの。
  長さが二間半を越える大技モノで、非常に重い竿です。
  これを使っていた方は、かなりの豪腕であったに違いないです。
  私は未だ使ったことはありませんし、非力な私には、
  恐らく扱いきれないでしょう。
  単に、コレクションに加わっただけの竿です。

  全体写真
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  牛骨製の糸巻き杭が付いています。
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  彫刻入りの、珍しい糸巻き杭です。
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  挿げ込み部分は、シンプルな暗紫色の単色塗り。
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  手元部分
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E治作 外ガイド式 手跳ね水雷  
  一本ものの延べ竿 全長三尺一寸(94cm) 

  私が小中学生の頃は、ハゼの乗り合いに乗ると、ベテラン風の
  釣り師は、左手に短い水雷、右手に長竿と、長短の竿を操って
  舟下と沖目を探るのが定石でした。
  ところが、最近は同じ長さの竿を左右に持つのが流行りになって
  います。
  舟を流す方向の上手の竿で釣り損なったハゼを、下手の竿で
  釣り戻す、という考えに基づくようですが、魚信必釣の考えからは、
  長短の竿で遠近2つの筋を狙う、という昔風の考えの方が
  組みしやすいですね。
  私は、昔風の流儀が理に適っていて好きなのですが、
  最近では、水雷は目にすることが稀な竿になりました。
  この竿は、ハゼには、やや固めの水雷で、ハゼ・シロギス兼用。
  高名な竿師である治作の竿にしては質素な作りで、
  私の父の遺品です。

  矢竹にグラス穂を接ぎ、更に淡竹の手元に接いだ延べ竿です。
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  牛骨製の糸巻き杭が付いています。
  鹿角製の道糸ガイドは、私が作って取り付けたものです。
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  手元の竿尻部にある鹿角製尻手紐通しは、
  私が作って取り付けたもの。
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  治作の焼印は、何か偽モノ臭いような・・・
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以上、市販品のハゼ竿は6本ありますが、主に使っているのは
2本のみで、他は、稀に竿の調子を見るために使ってみる程度、
或いは、単に飾ってあるだけの竿となっています。

但し、一部のハゼ和竿は、まだ現役バリバリで使っています。

しかし、10本ほどは持っている山女魚の和竿となると、
30歳代までは遡行の楽な渓で使っていましたが、
最近では使ったことがありません。 
実戦で使うのはカーボン竿のみ。 
竹の和竿は、眺めて楽しむだけのモノになってしまいました。

次回は、その2として自作のハゼ和竿を紹介する予定です。

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