鰍工房 手作り小品工芸 工作日記

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zoom RSS 頂戴した錆びた道具類を修復する

<<   作成日時 : 2017/04/26 14:11   >>

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近所の方が、自宅の建て替えで取り壊した母屋の天井裏から、こんなモノが出てきたから・・・。
と木箱に一杯の錆びた道具類を下さいました。
何でも、祖父が下駄作り職人だったので、その頃のモノかもしれないとのことでした。
ご近所などに、私が古道具の再生が趣味だと知れるようになるにつれ、こういった頂き物が多くなってきました。
下さる方にとっても、捨てるはやっかいな刃物なので、どうやって捨てようかと半分お困りのもの。
頂く方もにとっても、下さる方ににとってもラッキーな話しのようです。

箱の中には、こんなモノが入っておりました。
錆で真っ赤になっていて、職人銘も何も判りません。

薪割り斧が1丁と、玄翁類が3個。
玄翁類は、かなり特殊なモノです。
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鋸が3本
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台鉋が1丁
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錆付いていて、台から刃を抜くのが大変でした。
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包丁が3本
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他に、植木の刈り込み鋏がありましたが、1円玉の半分ほどもある巨大な刃毀れがあって修復不能で、捨てるつもりにしていたところ、野草採り仲間がやってきて、私が使っているような根堀りが欲しいと言う。
丁度良かった。 
この刈り込み鋏を分解してグラインダーで整形し、細身で鋭く、しかも頑強な根堀に作り直したら、喜んで持って行ってくれました。

まだ、鋸と玄翁は手を着けていませんが、手始めに刃物類から修復作業を行ってみました。
錆が深く、かなり大変でしたね。

修復後の鉋刃です。 刃は一寸八分。 銘は初光と読めます。
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鋼の質が良かったのか、最初の見掛けほどには錆が深くありませんでした。
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台に入れてみますと、非常に重量がある、ズッシリとした鉋です。
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もちろん、台も直してあります。 
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試し切りしてみました。
マズマズの切れ味でしたが、本格使用には、もう少し研ぎが必要でしょう。
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< 5/12 追記 >
鉋の刃、2時間ほど掛けて本格的に研ぎ直しました。
ベイツガの材を削ってみましたが、そこそこの削り屑が出せるようになりました。
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出刃包丁は、菊秀の銘。
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殆ど使われた様子がなく、一回も研がれた形跡が見えません。
新品同様のまま、放置されて錆びていたものと見えましたが、3本の包丁の中では最も状態が良かった。
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身幅の狭い菜切り和包丁も菊秀でした。 
柄は朽ち果て、ナカゴの損耗が激しいです。 これから柄を作る必要があります。
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標準的な刃幅の菜切り和包丁は、左是廣の銘がありました。
これも柄はダメになっていますが、ナカゴはしっかりしているので、柄を挿げ替えればOKです。
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薪割りは、長次郎の銘でした。
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これはしっかりしていて、大きな痛みはありませんでした。
但し、峰の部分をハンマーで叩いて使ったらしく、峰が潰れてキノコの笠のように膨らんでいるのを、グラインダーで削って正しい状態に直しました。
更に、アゴ付近の大きな刃欠けを直し、錆を取って研いだら直ぐにも使える状態になりました。
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結局、初光の鉋、長次郎の薪割り、菊秀の出刃包丁の3つは、直ぐにも使えるようになりました。
特に、鉋と薪割りは良い拾い物をしました。

こうやって、錆朽ちた古道具を再生してやって、道具としての命を再び蘇らせてあげると、道具たちの歓びの声が聞こえてくるような気がします。
何か、私もとても良いことをしたような気になって、嬉しいものです。

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