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この銅打ち出しのレトロな魚篭は親父の遺品です。 繊細なテグスで編まれた網で出来ていたのですが、既にボロボロになっていたのを25年ほど前に一回修理したものです。 仕事で何回も名古屋に行くことがあった折、名古屋港近辺で網修理の看板を見掛けて頼んでみたものです。 結構、いい仕事をしてくれてはいるのです。 細い銅棒で作られた7個の網枠の接合部も、糸でしっかりと抜けないように結わかれています。 丁寧な仕事をしてくれたのですが、オリジナルとは程遠い出来上がりでした。 海漁師の網補修をする人に頼んだ私が悪いのですが、網がゴツすぎて元の繊細さの片鱗もありません。 そのまま放置してあったのですが、先日、ふと思い立って目の細かい網フラシを購入し、自分で網を交換してみることにしました。 網の入り口の隙間も気になっていたので、竹で内枠を作り、内枠に取り付けた網を口枠に嵌めこむ形にしました。 この竹を割いたり削ったりに使っているのは、熊本の小山さんという打ち刃物師作の竹割り鉈。 刃は青鋼のダマスカスで、柄はセンの木です。 小山刃物は素晴らしいと思います。 鉈といっても薄刃で日本刀の切れ味があります。 竹を削って刃毀れひとつしません。 竹の産地であり竹工芸も盛んな九州だからこそ、道具も良いものが作られるのだと思います。 他にも、小山打ち刃物製では小鎌の素晴らしいのを持っており、採取してきた竹の枝落しなどに用いても素晴らしい切れ味がしますが、もったいなくて殆ど使っておりません。 内枠ごと網を口枠に取り付けます。 魚篭を分解したパーツです。 持ち歩く際に手で提げる紐と環が内部にある作りは、最近の魚篭では殆ど見かけなくなっていますが、なかなか趣があって良いものです。 魚篭本体は、銅の打ち出しと親父は言っていましたが、アルミ合金打ち出しの銅色塗装かと思われます。 親父は、この魚篭を小鮒釣りやヤマベの浮木釣りなどに愛用していました。 網交換後の全体像 持ち歩く時の中紐で吊った状態 網部を本体に収納した状態。 名古屋で修理交換して貰った網では、あまりにごつくて硬く、盛り上がってしまってこのような状態に収納することが出来ませんでした。 釣りは自然と親しむ遊びですから、プラスチック製やビニール製の魚入れではなく、こういった魚篭を持ち、竹竿で釣りたいですね。 その意味では、この魚篭オリジナルの本テグス編みの網が失われたのは惜しい限りですが、現在では入手のしようもありません。 |
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何にでもこっていますね。ブログを読んで想像がつきます。私は60歳を過ぎてから、マロニエを日本に普及する会に入ったものです。色々なものに凝っているうちが花だと思います。物事を面倒くさく思ったら終わりです。 |
かとちゃん 2008/12/21 20:54 |
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